注文住宅会社の事業承継では、施工中の住宅に加えて、設計中の案件や引渡し後の点検・補修も引き継ぎます。受注額だけをまとめるのではなく、一件ごとに施主へ何を約束し、どこまで仕事が進んでいるかを伝えることが準備の出発点です。
大宮・さいたま市周辺で会社や事業の譲渡を考える経営者に向けて、手元の資料から整理できる項目をまとめました。
未成工事を一件ごとの台帳にまとめる
工事番号を軸に、契約額、追加・変更工事、入金、発注済みの工事、現場の進捗、完成までに見込む費用を整理します。工期が遅れている案件や、見積時と原価が大きく変わった案件は、理由と現在の対応を添えます。
着工前の受注は、土地、融資、仕様など未確定の条件を確認します。工事中・完成間近・引渡し済みを分けると、残っている仕事と相談したい課題を説明しやすくなります。
施主との約束と設計変更をつなげる
請負契約、仕様書、図面、見積、追加工事の合意、打ち合わせ記録を、同じ住宅の資料として探せる状態にします。営業時の説明と契約書、最新の図面と現場への指示が食い違っていないかも確認します。
施主の希望や対応中の相談、次の打ち合わせ予定を整理し、誰が窓口を引き継ぐかを検討します。施主や取引先への説明時期は、案件の状況と開示範囲を踏まえて相談します。
許可・登録、設計・検査関係の資料を確認する
建設業許可、建築士事務所登録、資格者や担当者の資料と、実際に行う業務の範囲を整理します。代表者や特定の担当者が複数の役割を担っている場合は、引き継ぎ後の体制も確認事項になります。
住宅ごとの確認・検査関係書類、設計図書、性能に関する資料、施工記録をまとめます。事業の引き継ぎ方によって必要な手続きや確認は異なるため、許可や契約がそのまま引き継げると決めつけず、個別に確認します。
保証・定期点検・補修の残りを把握する
引渡し済みの住宅についても、保険・保証の書類、独自保証の条件、定期点検の予定と実施記録、補修履歴を確認します。未実施の点検、対応中の不具合、費用や担当が未確定の補修は分けて記載します。
顧客の連絡先や住宅図面には機密性の高い情報が含まれます。資料の保管先、閲覧できる人、共有範囲を確認し、初期段階からすべての情報を広く開示することは避けます。
協力会社と従業員が仕事を続ける条件を整理する
設計、現場管理、大工、設備、仕上げ、点検・補修など、工程ごとの担当者と協力会社を整理します。発注残、支払条件、工事の注意点、緊急時の連絡先も、台帳とともに引き継ぐ情報です。
従業員の雇用、地域の屋号、施主との関係、代表者が引き継ぎに関わる期間など、守りたい条件を言葉にしておきましょう。本記事は一般的な準備事項です。個別の許認可、保証、契約、労務、税務の判断は、状況に応じて確認します。
関連する公開情報として、GIRによる三愛ホーム株式取得の発表を紹介しています。当センターが関与した実績を示すものではありません。
会社名を伏せて、今の悩みから相談できます
売却を決めていなくても、引き継ぎたい仕事や気になっていることからご相談いただけます。氏名・メールアドレス・相談内容の入力と個人情報の取り扱いへの同意が必要です。会社名・電話番号は任意で、取引先や従業員の実名、詳細資料を初期相談で無理に記載する必要はありません。
譲渡企業様の当センターへの相談料・着手金・中間金・月額報酬・成功報酬は0円です。税金、登記・許認可、外部専門家などの第三者費用・実費は別途生じる場合があります。詳しくは会社売却のご案内をご確認ください。
参考になる公的資料









